終電車

『終電車』(Le Dernier Metro)
国：フランス
制作：１９８０
監督、製作、脚本：フランソワ・トリュフォー
脚本：シュザンヌ・シフマン
撮影：ネストール・アルメンドロス
音楽：ジョルジュ・ドルリュー

出演：カトリーヌ・ドヌーヴ
ジェラール・ドパルデュー
ジャン・ポワレ
ハインツ・ベネント
ポーレット・デュボスト
アンドレア・フェレオル
サビーヌ・オードパン
リシャール・ボーランジェ

※ナチスドイツ占領下のパリ。ユダヤ人である夫が南米へ逃亡した為、劇場を切り盛りする女優マリオン。しかし、夫ルカは地下に隠れており夜になると二人は密会していた。そんな折り、役者ベルナールはマリオンに惹かれていた。そしてマリオンもまた彼の愛を感じていたのだった…



ストーリーどうこうよりも、非常に素晴らしいのが観せているという映画と言うよりもキャラクターも映画の中でみせられていると言う印象が強いんですよ。何を行っているか判らないと思いますが、そういう考えに到りました。
キャラクターの台詞でキャラクターは気付く。
観ている側がすでに気付いているのをワンテンポ遅れて劇中で繰り広げられています。
簡単に言うとちょっとズレているんです。
なかなか無いんですよね。ずらしてしまうと出すときに非常に難しくなる。そこが見事です。
なかなか感じることの出来ない感覚の映画です。