悪徳の栄え

『悪徳の栄え』
国：フランス
制作：１９６２
監督、脚本：ロジェ・ヴァディム
原作：マルキ・ド・サド
「悪徳の栄え」「美徳の不幸」
脚本：ロジェ・バイセン
撮影：マルセル・グリニヨン
音楽：ミシェル・マーニュ

出演：アニー・ジラルド
カトリーヌ・ドヌーヴ
ロベール・オッセン
Ｏ・Ｅ・ハッセ
セルジュ・マルカン
ルチアナ・パルッツィ

※第二次世界大戦末期。ナチスドイツ占領下のパリ。ナチ将軍の愛人として暮らすジュリエットの元に妹ジュスティーヌが、レジスタンスに参加している彼女の恋人ゲシュタポに囚われ助けてほしいと願い出る。そのジュスティーヌを見た将校シェーンドルフは、彼女を高官の慰者にしようとするのだった…



マルキ・ド・サド原作による作品ですが、ピエロ・パオロ・パゾリーニ作品「ソドム市」と同じ原作です。サドという聞き覚えのあるとおりこの人の名前をとってサディストと言う言葉が生まれました。
そう意味合いを持ち合わせたこの作品。
繰り返し繰り返し笑う姿なんかは非常に怖いです。それでいてその狂っている世界にやがて落ちていく女性の姿。
なんとも言えません。
ちなみに、このロジェ・ヴァディムと言う監督。
まぁ、モテる。
カトリーヌ・ドヌーヴの息子は、この方のご子息でございます。
いやはや何とも、欲が渦巻いている作品でございます。