モンパルナスの灯

『モンパルナスの灯』
国：フランス
制作：１９５８
監督、脚本：ジャック・ベッケル
原作：ミシェル・ジョルジュ・ミシェル
撮影：クリスチャン・マトラ
音楽：ポール・ミスラキ

出演：ジェラール・フィリップ
リノ・ヴァンチュラ
アヌーク・エーメ
レア・パドヴァニ
ジェラール・セティ
マリアンヌ・オズワルド
リラ・ケドロヴァ
リリー・パルマー

※１９１７年、春。
モンパルナスに住む青年アメデオ・モディリアーニは肺結核に冒され、麻薬と酒に溺れていた。蝕まれていく身体で絵画を描き続けていたが、なかなか評価されずにいた。
ある日、彼はジャンヌという画学生に出会い恋に落ちるが…



若くして他界したパリ派の画家、モディリアーニの死までを描いた作品。
生涯を描いた伝記作品というよりも最後に情熱を燃やした女性との恋の話。

皮肉な作品です。
モディリアーニも３６歳で亡くなり演じたジェラール・フィリップも３５歳の若さでなくなる。
なんとも。。
作品は、キャラクターの危なっかしさは見事です。
表面の裏側に隠された本音が垣間見れるような、深読みもできるおもしろさを含んでいます。