グリーン･カード

『グリーン・カード』(GREEN CARD)
国：アメリカ、フランス、オーストラリア(WB､TS)
制作：１９９０
監督、製作、脚本：ピーター・ウィアー
製作：ジャン・ゴンチェ
ダンカン・ヘンダーソン
製作総指揮：エドワード・Ｓ・フェルドマン
撮影：ジェフリー・シンプソン
編集：ウィリアム・Ｍ・アンダーソン
音楽：ハンス・ジマー

出演：ジェラール・ドパルデュー
アンディ・マクダウェル
ビービー・ニューワース
グレッグ・エデルマン
ロバート・プロスキー
ジェシー・ケオジャン
イーサン・フィリップス
ロイス・スミス
ジョン・スペンサー

※ニューヨーク。ある一組のカップルが結婚する。妻ブロンティー・パリッシュは、園芸家でエコロジーに積極的なアメリカ人。一方、夫ジョージ・フォレーはフランスからやってきた男。実は、ブロンティーが協同組合経営のグリーンカードアパートに入るためだけの偽装結婚であった……



始まった時点でそれなりの展開予想が出来る。
だから??
それがすぐに思い浮かぶ。この作品を観るかぎり、ﾋﾟｰﾀｰ･ｳｨｰｱｰ監督作品を観るかぎり、それが何の意味も持たないと思います。
ずば抜けたキャラクター性ではなく、あくまでも人間味溢れる人間像。
ジェラール・ドパルデュー×アンディ・マクダウェルの二人はダントツな美男美女とは、言いづらい。だからこそ人間味溢れると余計に魅力的であります。
主演二人の好演とﾋﾟｰﾀｰ･ｳｨｰｱｰ監督のキャラクター創造性。それが、展開を予想出来る事の意味を失わせてくれます。
映画を観る楽しみ、観てからではないと何も判らない楽しみ。この作品は、それがタンと含まれている作品でした。