2009年 09月 08日
悲夢(ヒム) |
『悲夢(ヒム)』(SAD DREAM)
国:韓国、日本
制作:2008
監督、脚本:キム・ギドク
撮影:キム・ギテ
音楽:ジ・バーク
出演:オダギリジョー
イ・ナヨン
パク・チア
キム・テヒョン
チャン・ミヒ
※悲惨な事故の夢を見て目を覚ます男ジン。あまりにもリアルな夢に動揺し現場へと行ってみると実際に事故が起きていた。しかし、ひき逃げ犯として挙げられたのは夢遊病患者であるラン。ジンは、ランの無実を証明しようとするが相手にもされず追い出される。やがて、ジンの見る夢とランの夢遊病が関係している事に気付くのであった……
謎解きですっきりさせる大作辺りとは、アプローチの仕方が全く違います。この作品を観るに当たり、映画を観る力も必要なんだなぁと改めて思いますね。男が見る夢と夢遊病の女に降り掛かる災難。二人のリンクした関係性を何故?というアプローチから観せていくのではなく、そう言う状況に陥った男女。あくまでもこの作品はそれ。状況下に置ける男女を描いているわけです。オダギリジョー目当てでは、到底そこ迄は行き着けません。キム・ギドク監督の世界観を多少なりとも理解しておくべきかと。
しかしながら全てを受け入れるほどの器を持ち合わせていない私です。アプローチの仕方までは、理解できましたが日本語と韓国語が普通に会話出来ている点に関しては、夢と言う最終タブーで片付いてしまうのでは無いかと、若輩ながらも思います。
ある種の錯覚を自分に掛けられる力が必要な作品であります。
それでもこの完成度の高さはキム・ギドク監督以外では観れる作品ではないです。
国:韓国、日本
制作:2008
監督、脚本:キム・ギドク
撮影:キム・ギテ
音楽:ジ・バーク
出演:オダギリジョー
イ・ナヨン
パク・チア
キム・テヒョン
チャン・ミヒ
※悲惨な事故の夢を見て目を覚ます男ジン。あまりにもリアルな夢に動揺し現場へと行ってみると実際に事故が起きていた。しかし、ひき逃げ犯として挙げられたのは夢遊病患者であるラン。ジンは、ランの無実を証明しようとするが相手にもされず追い出される。やがて、ジンの見る夢とランの夢遊病が関係している事に気付くのであった……
謎解きですっきりさせる大作辺りとは、アプローチの仕方が全く違います。この作品を観るに当たり、映画を観る力も必要なんだなぁと改めて思いますね。男が見る夢と夢遊病の女に降り掛かる災難。二人のリンクした関係性を何故?というアプローチから観せていくのではなく、そう言う状況に陥った男女。あくまでもこの作品はそれ。状況下に置ける男女を描いているわけです。オダギリジョー目当てでは、到底そこ迄は行き着けません。キム・ギドク監督の世界観を多少なりとも理解しておくべきかと。
しかしながら全てを受け入れるほどの器を持ち合わせていない私です。アプローチの仕方までは、理解できましたが日本語と韓国語が普通に会話出来ている点に関しては、夢と言う最終タブーで片付いてしまうのでは無いかと、若輩ながらも思います。
ある種の錯覚を自分に掛けられる力が必要な作品であります。
それでもこの完成度の高さはキム・ギドク監督以外では観れる作品ではないです。
by rideonyoshida
| 2009-09-08 01:40
| 2008