2009年 08月 09日
風と共に散る |
『風と共に散る』(WRITTEN ON THE WIND)
国:アメリカ
制作:1956
監督:ダグラス・サーク
製作:アルバート・ザグスミス
原作:ロバート・ワイルダー
脚本:ジョージ・ザッカーマン
撮影:ラッセル・メティ
作詞:サミー・カーン
音楽:フランク・スキナー
主題歌:ヴィクター・ヤング
出演:ロック・ハドソン
ロバート・スタック
ドロシー・マローン
ローレン・バコール
ロバート・キース
グラント・ウィリアムズ
受賞歴
第29回(1956)アカデミー賞
助演女優賞(ドロシー・マローン)
※石油会社社員ミッチと、道楽者の若社長カイルとは共に育った親友同士。ミッチは傍系会社の秘書を務めるルシイと出会い、恋心を抱くが、ルシイへの情熱はカイルの方が行動的だった。半ば押し切られるようにカイルとの結婚を承諾するルシイ。親友を思い、彼女の事をあきらめようと決心するミッチ。だが、彼女の不妊からカイルは再び自暴自棄な生活に陥る。そして、カイルの妹でミッチにかなわぬ想いを寄せるマリリーは、ルシイを嫌うあまり、ようやく妊娠した彼女の相手が実はミッチだったと、カイルに告げてしまう……。
冒頭のシーンでグッと引き込まれます。メロドラマの巨匠とされるダグラス・サーク監督の作品です。
メロドラマは、個人的にはあまり好きではありません。ヒロイズムに頼りきってさぁ不幸でしょ?私?と言わんばかりの作品が、非常に多く登場人物の大半が自己責任を負わず、他人への憎悪をために蓄めるからです。どうもヒロイズムを目の当たりにしてしまうと、童貞と言う種族を思い出す。童貞なのは、周りが悪いんだと言わんばかりの発言を喚き散らす。
僕は、メロドラマのヒロイズムが非常に大嫌いであるのです。
しかし、この作品。ヒロイズムを押しつける事は一切感じない。観ていてこちらが、勝手にヒロイズムを感じてしまうのだ。与えられるものと押し付けるもの。その境界線こそが魅力。
ダグラス・サーク監督は、役者に興味が無いのではないかなと思わせる。あくまでも登場人物を演じる人と言う割り切りが見える。無論、そこが大いに素晴らしい限りである。
国:アメリカ
制作:1956
監督:ダグラス・サーク
製作:アルバート・ザグスミス
原作:ロバート・ワイルダー
脚本:ジョージ・ザッカーマン
撮影:ラッセル・メティ
作詞:サミー・カーン
音楽:フランク・スキナー
主題歌:ヴィクター・ヤング
出演:ロック・ハドソン
ロバート・スタック
ドロシー・マローン
ローレン・バコール
ロバート・キース
グラント・ウィリアムズ
受賞歴
第29回(1956)アカデミー賞
助演女優賞(ドロシー・マローン)
※石油会社社員ミッチと、道楽者の若社長カイルとは共に育った親友同士。ミッチは傍系会社の秘書を務めるルシイと出会い、恋心を抱くが、ルシイへの情熱はカイルの方が行動的だった。半ば押し切られるようにカイルとの結婚を承諾するルシイ。親友を思い、彼女の事をあきらめようと決心するミッチ。だが、彼女の不妊からカイルは再び自暴自棄な生活に陥る。そして、カイルの妹でミッチにかなわぬ想いを寄せるマリリーは、ルシイを嫌うあまり、ようやく妊娠した彼女の相手が実はミッチだったと、カイルに告げてしまう……。
冒頭のシーンでグッと引き込まれます。メロドラマの巨匠とされるダグラス・サーク監督の作品です。
メロドラマは、個人的にはあまり好きではありません。ヒロイズムに頼りきってさぁ不幸でしょ?私?と言わんばかりの作品が、非常に多く登場人物の大半が自己責任を負わず、他人への憎悪をために蓄めるからです。どうもヒロイズムを目の当たりにしてしまうと、童貞と言う種族を思い出す。童貞なのは、周りが悪いんだと言わんばかりの発言を喚き散らす。
僕は、メロドラマのヒロイズムが非常に大嫌いであるのです。
しかし、この作品。ヒロイズムを押しつける事は一切感じない。観ていてこちらが、勝手にヒロイズムを感じてしまうのだ。与えられるものと押し付けるもの。その境界線こそが魅力。
ダグラス・サーク監督は、役者に興味が無いのではないかなと思わせる。あくまでも登場人物を演じる人と言う割り切りが見える。無論、そこが大いに素晴らしい限りである。
by rideonyoshida
| 2009-08-09 04:41
| 1956