彼女について私が知ってる二、三の事柄

『彼女について私が知ってる二、三の事柄』
国：フランス
制作：１９６６
監督、製作、脚本：ジャン＝リュック・ゴダール
製作：フランソワ・トリュフォー
撮影：ラウール・クタール

出演：マリナ・ヴラディ
アニー・デュプレー
ロジェ・モンソール
ラウール・レヴィ
ジャン・ナルボニ
ジュリエット・ベルト

※首都拡張工事計画の元、ニュータウン建設工事が活発なパリ郊外。主婦・ジュリエットは、ガソリンスタンドで働く夫・ロベールの稼ぎが悪いため子供を売春宿に預け、自ら売春に出かけていく。そんな毎日を送っていた…



ゴダールは、映画監督か？はたまた、詩人か？

この作品は、さらにその追求に拍車がかかる。
売春婦としての女性の好意を悪とも正義とも描かず、あえて少し離れたところから観ているのだ。
この距離感というのが、ゴダール独特のものではないでしょうか。
色んな視線を持ち合わせているゴダールだからの距離感です。